はじめに
下記エントリの続き、中編です。
生まれ持った才能がある人・ある物事が得意な人が、それを人に教えるのが上手とは限らないんだよ、とうことを前編では述べてきました。
今回は、それを英語について展開していき、最終的には
ということを主張していきたいと思います ^^
そして、英語でも同じことが起こる
さて、前回の続きです。
言いたいことは、前編で話したことと同じようなことが英語についても起こるんだ!ということなのです。
これについて、私の実体験を交えて、もう少し掘り下げてみましょう。
センスがある人の場合
生まれ持った才能やセンスを持ち合わせた人が、
などという話をするのを聞いたことはないでしょうか?私は何度も聞いたことがあります。
本当なのか謙遜しているのかまでは分かりませんが、事実として、一部の恵まれた才能を持った人が、しょっぱなからある程度高いスコアを叩き出すということ自体は、いつの時代にも一定の確率で起こりうることなのです。
そんなセンスがある人に質問してみても…
そして、そんな人に
などと聞いてみたとしましょう。
とか、言われてしまってしょんぼりした経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私はこう言われたことが本当にあり、しょんぼりしたことが何度もあります ^^;
こうなるともはや参考となる情報は皆無と言えるでしょう笑。
TOEIC900ホルダーにも質問してみたが…
あるいは、TOEIC900をとったことがある人に、リスニングの秘訣を教えてほしいと聞いたことがあったのですが、
とか、
などと言う、回答を頂いたこともありました。
あー、えーと、あのー、何と言うのか…。うん、もやはぶっ飛んでいるんです笑。だって、そうでしょう?
って印象を受けませんか???
信じがたいかもしれませんが、コレは事実なのです。私は本当にこうアドバイスされたことがあるのです。
こっちとしては、「聞き流して英語が分かる」とか、「脳内で英語で要約する」とか、もはやそういうところすらも全然できないから、本当に心から助けてほしいと思って質問しているんです。
それなのに、もうそういうところができるのは当たり前だよね?と言わんばかりにいきなり応用的な学習法から入って高いスコアが取れてしまった例を聞かされても、こっちは手も足も出ないわけです。
食い下がったのだか…
そこで、私は食い下がり、
と聞いたのです。すると、
という、またどこかで聞いたことのあるような答えしか返ってこないのです。飲み会等の少しくだけた場でも、是非参考にしたいから謙遜しないで教えて欲しいんです♪と聞いても、答えは全く同じなのです。
頭の構造が違う…
もはや、頭の構造が根本的に違うとしか思えませんでした…。
このことからも、生まれ持った才能やセンスを持ち合わせた人・頭のいい人・そういう才能を背景にプロになった人にその秘訣を聞いたとしても、素人のレベルとはあまりにも乖離しすぎていて結局参考にならない、ということが理解できるのではないかと思います。
もちろん、その頭のいい人にだって悪気はないのでしょう。ただ、本当にやってみたらできてしまうのだから、そのコツをと言われても、どう説明すれば良いのかがガチで分からないだけなのだと思います。
生まれながらの才能で英語が得意な彼らにとって、その秘訣を聞くということは、
「どうすれば歩けるの?」
「どうすればまばたきできるの?」
「ねぇその具体的な方法を説明して説明して?」
と聞かれた時に、
などと言う説明をする人がどこにいるでしょう?私たちはそんなこと意識していませんよね?
むしろ、
と、これまたどこかで聞いたことのあるようなセリフで答えるしかないようなほど、回答に困窮する質問なのではないでしょうか?
名スポーツ選手が名コーチになるとは限らないという話と、通じるところがあると思うのです、
天才との競争から降りる
こういう天才達と比較して自分の能力の低さを嘆くのは、精神的にかなりの苦痛を伴うはずです。多分、一生かかっても彼らには追いつけないのですから。そんな不毛な戦いからはさっさと降りてしまった方が、色んな意味で身のためというものです。
くらいに捉え、できるだけ早く自分との戦いにシフトするのが健全でしょう。
センスが無い人(私を含む)の場合
さて一方、私を含めた大多数の英語が苦手としている日本人からすると、
といった具合に、頭を痛める経験をしてしまうこともあったのではないでしょうか?
私自身、毎日余暇と睡眠を削って膨大な時間を英語学習に費やしていたのに、半年近くスコアが全く伸びないという大スランプを経験したことがありました。 そして、目の前の天才たちが涼しい顔をして私の遥か上を行く点数を取っていくのです…。
もうあまりに悔しくて悔しくて悔しくて、自分の才能の無さを心から呪ったものです。本当に声を出し、涙を流して泣いたことが、何度あったことでしょう…。 当時はまだまだ未熟で多感な学生だったのです。他人の能力を羨む感情なんてさっさと捨てていればよかったと、今なら思うものです笑。
そんな私だからこそできることがある
そんなセンスのない私がTOEICスコアで850を取得した経緯、その経験があるからこそできる貢献の形は何なのか?
それは、次回の記事でご紹介しようと思います ^^
次回
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