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前回の記事で、Abitus UMass MBA のメリットとデメリットについて、私なりの見解を述べました。自分の進学に対して納得感を得た上で、学費という決して安くはない投資をしたかったからです。
納得した後は、脇目も振らずに前進するのみです。
本エントリでは、そんな入学手続きの過程を振り返ろうと思います。
情報収集
ホームページの確認
まずはとにかく、Abitus のホームページを熟読します。
ざっくりと学習内容やスケジュール感、サポート内容、卒業生のレビューを確認することができます。
資料請求
次に、資料請求です。
体裁の整ったパンフレットや、具体的なスケジュール等、ホームページだけでは確認できない情報を把握できます。
入学手続きの書類も同封されています。
メール問合せ
分からないことや、気になることがあれば、Abitus に問い合わせることで、大抵のことは解決できます。
私の体感として、レスポンスがいいです。回答内容も丁寧です。どんな些細な質問でも、しっかりと答えてくれます。
情報収集に関しては本当に負荷が小さく、(良くも悪くも)不安なんて吹っ飛びます笑。
体験講義
定期的に行われている体験講義が、主に東京で行われています。
たまたま東京に出張があるタイミングで、予約を入れることができました。
今は新型コロナウィルスの影響で、オンラインでの体験講義もあるようです。
また、講義だけではなく、予約制でのオンライン打合せも可能のようです。
私個人の感想としては、この体験講義は MBA の講義内容に直結するというものではありません。どちらかと言うと、実際に MBA を取得した講師の思考特性や経験談、ディスカッションの体験、ならびにオンサイト学習会場の雰囲気の把握と言った観点で有益だったと考えています。
他には
ここまでの情報は、サービス提供側の情報なので、セールス側のポジショントークとなっている可能性を加味しておく必要があります。
ホームページに載せられた経験者談も、彼ら彼女らの本心が書かれていることをもちろん信じますが、やはりサービス提供当事者の管轄にあることを念頭においておくべきでしょう。
サービス提供側の影響を抜きにした情報収集しようと思えば、やはり実際に受講した学生の生の意見を聞きたいと思うのが、人間の性です。(私の場合は、新卒の就職で理不尽な配属ガチャと、その後の人事において非本質的な政治的要因に巻き込まれたというトラウマもあります笑)
そこで、インターネットで検索すると、Abitus Umass MBA で就学した方のブログが何件か見つかりました。
こういった情報を参考にしながら、自分の価値観と照らし合わせて、メリットとデメリットを確認しながら、就学環境の予測確度や納得感を向上させていきます。
入学手続き
前述した情報収集で、メリットとデメリットを腹落ちさせたら、具体的な手続きに入っていきます。
Abitus への入学申込み
まずは Abitus へ入学申込みを行います。下記サイトに従って、書類に必要事項を記入するだけです。
UMass への入学申込み
Abitus に申し込んだら、UMass 本体へも申込みます。
ただし、こちらはただ申込書に記入すれば良いという話ではありません。
Resume と Statement of Purpose の作成
UMass 本体への申込みに際し、Resume(履歴書)と Statement of Purpose(志望理由書)を記述します。もちろん英語です。
インターネットで検索すればいくらでもフォーマットは出てくるので、自分が気に入ったデザインのものを参考にして、自分の情報を入力します。私の場合、Resume は 2 ページ、Statement of Purpose は 1 ページで収まるように記述しました。長ければいいというものでもありませんので。
内容としては、
で述べたように、素直に自分が経営学を学びたいと思った理由を述べました。
英文校正サービスの活用
作成したドラフトは「Wordvice」という英文校正サービスに依頼して、最低限の英語品質を担保しました。
両文書を依頼して 7,000円程度でしたが、妥当だと思います。しかも、校正者が UMass の Ph.D. ホルダーとのことで、妙な親近感を覚えたのを覚えています(笑)。
余談ですが、私が国際学会論文やジャーナルを校正する場合には「Editage」というサービスを利用していますが、「Wordvice」のように大学院進学の書類等に特化しているかは不明でした。
その点、「Wordvice」では「米国大学院エッセーの添削」がサービス内容に明記されていたので、こちらを利用させていただきました。
UMass システムでの登録
基本的には Web システムを利用して登録を行いますが、手順は例によって Abitus がこれでもかってほど丁寧な手順書を用意してくれています。普通に読んで操作すれば、まず迷うことはありません。
ECC での学歴評価
Resume に記載した学歴が、国際的に通用することを主張するために、第三者機関に審査をしてもらう必要があります。
私の場合は、日本の大学で学士号、大学院で修士号を取得し、かつ博士課程を就学中だったので、まずはそれら全ての成績証明書と卒業・修了証明書を発行してもらいました。もちろん英文です。
次に、学歴の第三者機関である ECC (Educational Credential Evaluators) にその審査を依頼します。学歴の国際的妥当性や、GPA (Grade Points Average) という成績の定量値を、アメリカ基準の指標で算出してもらいます。
そしてその結果を UMass に送るという、なんとも面倒なプロセスを経る必要があります笑。
ただ、その操作方法はこれまた Abitus が超絶親切な手順書が用意されているので、スムーズに登録を完了させることができました。
今回 ECE に提出して初めて分かったことが、私の修士過程での GPA が 4.0/4.0 であったこと。私の出身大学では GPA を算出していなかったので、あらそうだったんだと、今更ながらに思った次第。まぁ、昔のことだからどうでもいいんですが笑。
書類送付でのトラブル
実は私はこの成績評価結果を UMass に送付する過程で、ちょっとしたトラブルがありました。いつまで経っても UMass に学歴証明書が到着しない笑。そろそろ〆切だという時期になっても笑。私はかなり早い段階から書類は用意し終えていたので、どう考えても異常笑。
なので、まずは Abitus や UMass の窓口に状況を報告して不可抗力であることについて理解を得ました。
同時に、日本からは EMS で海外郵便送付した際の Tracking No. を基にアメリカの郵便局に問合わせて、何とか書類到着に至りました笑。
TOEIC の受験
とてもありがたいことに、入学の際に提出する英語スコアが TOEFL iBT ではなく、TOEIC です。しかも、TOEIC のスコアの下限も 700 点。このスコアなら、私ごときの能力でも間違いなく 1 発で突破できる確信がありました。
入学を心に決めた瞬間に、即 TOEIC を申し込みました。実際に就学が始まってから TOEIC 受験のためのリソースを割きたくなかったからです。
受験前には公式問題集を複数回実施し、時間配分や問題傾向を把握しました。 昔よりもかなり Reading の分量が増えていて、ギリギリ読み終えるといったペースとなりました。。。TOEIC にしても TOEFL にしても、英語試験難易度がインフレするの、辞めて欲しい笑。
とにもかくにも、入学前に必要とする英語要件はクリアできました。
GMAT は免除
以前も述べたように、GMAT Waiver Form のおかげで、特殊な英語学習に時間を割く必要がなくなりました。
主要な要件としては、就業年数が 8 年であるか、修士以上の学位を有していることが挙げられます。私は、修士の学位があったおかげで、GMAT は免除となりました。よかたー。
合格通知
無事に全ての審査や登録を終え、しばらく待っていたら合格通知がやってきました!
英語スコアを提出していたり、GMAT Waiver Form を提出していたことから、卒業要件に対して特殊な前提はありませんでした。
更に、入学許可に関する連絡を頂戴した際に、以下の記述があったのが地味に嬉しかったです。
You are a valued member of our University community; your personal development and academic success are a major focus of our activities. We understand the important role technology plays in your academic and personal life.
これ、私の Resume や Statement of Purpose をまともに見てくれていなければ反応できない内容です。私が工学をファーストメジャーとして博士課程で国際学会や論文に投稿していることや、家庭の事情から Online での受講を希望する旨を、先方も理解してくれていたんだなと。
まぁそこを理解した上で合格を出すことが先方の義務ではありましょうが、個人宛のメールでそこまで触れてくれることに、スタッフの人間味を感じました。地方大学ならではの温かみなのでしょうか笑。
小さいことかもしれませんが、Abitus という代理店を介すことで個が蔑ろにされることがなかったことが、ちょっとうれしかったな、と思いました ^^
おわりに
あまり詳細に記述するには至りませんでしたが、入学手続きに関しておおまかな流れを記述しました。
分からないことがあれば Abitus に投げれば大抵のことは解決しましたし、不可抗力で郵便遅延があったにせよ、問い合わせれば特に問題なくことを進めることができました。入学手続きに関する心配点は、マジで郵便遅延だけでした笑。
こんなに快適に入学してしまっても良いのだろうかという罪悪感を感じることも多々ありましたが、そこは Abitus にもコストをかけているのだから、トラブルシューティングのアウトソースをしているのだと納得しています笑。しかも、それをコミコミでも他の米国 MBA より安価という現象笑。
ま、細かいことは抜きにして、これで経営・会計未経験スーパード素人の社会人 MBA ライフが始まるわけです。本当の勝負はこれからであります!(まぁ、入学手続きでは勝負という勝負を回避してきているのですが笑 ^^;)
一体どのような生活を送ることになるのか!?不安もありますが、期待のほうが大きいかったし、今でもそのワクワク感は変わりません!
さ、そんなバタバタ人間 MoriKen による無謀 MBA ライフの、はじまりはじまりー!^^