MoriKen's Journal

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アラサー社会人博士による徒然日記。技術についてつらつら。だけだとコンテンツが貧弱なので、会社公認で大学院博士課程に進学した経緯や、独学でTOEICを475→910にしたノウハウを共有します。

MoriKen流英語道場 10. トレーニング編-文法-

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はじめに

いよいよ具体的なトレーニング方法に入ります。

今回は、トレーニング項目その1 文法です ^^

ひたすら、覚えます

そうなんです。散々引っ張っておきながら、結論はこれになってしまうのです汗。

ただ、その方向性くらいは示せると思います。おそらく、多くの英語学習者が行っている勉強法は、圧倒的に数が足りていないだけなのです。

逆に言えば、数をこなしてしまいさえすればカバーできるのですから、やらない手はありません!さぁ、行きましょう!

オススメ本

私が学習した書籍の内、これは力になったと思う書籍をご紹介します。

石井辰哉, TOEIC TEST文法別問題集

※旧形式TOEICの問題集ですので、そこだけ注意です。コンテンツはとてもいいです。

TOEIC TEST 文法別問題集

TOEIC TEST 文法別問題集

  • 作者:石井 辰哉
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 2001-09-13

問題集の体裁をとりながらも、要所要所に文法の要点をまとめたページが付けられているので、これで全体をざっとおさらいすることができます。その扱う幅も適切で、TOEIC対策問題集とは言えども、これを抑えれば多くの英文は普通にカバーできる範囲だと思います。

加えて、問題集はその要点をカバーするような構成となっているので、全問題を正答できれば文法のルールも理解できたことになるはずだ、という安心感をもって勉強することができます。

問題より解説の方が分厚いというのも大きな特長で、単なる演習ではなく解答への導出が事細かく丁寧に記載されているので、前述した反復練習法に適していると言えるのです。

林功, TOEFL Test ITP 文法問題対策満点マニュアル

文法解説本の位置づけとしては先に紹介した書籍と同等の役割を持っています。TOEFL ITP(かつてのPBTの過去問)の文法セクション用ということもあり、先の書籍よりも難易度が高いです。

先の書籍の全問題を正答できるようになった後に本書籍で腕試しをし、不正解だった問題をこれまた完璧に理解すれば鬼に金棒です。

TOEIC、TOEFL ITPの文法セクションでの高得点も夢ではありません。

もちろん、現行のTOEICは試験の体裁が異なるので、それを理解して、一冊くらいは問題集をやる必要はあるでしょう。ただ、ここで挙げた二冊をみっちりやれば、英文法の基礎力はかなりのレベルに達すると思います。

学習方法

ひたすら反復

自分に合うバイブルを見つけたら、ひたすら反復練習です。

参考書の全問題を、きちんとその根拠も理解した上で全問正答(せめて90%)は正解できるようになるまでとにかく反復して学習します。

大事なことは理解した度合い

ここで大切なことは、反復する回数を増やせばいいということではなく、どれだけ理解できたかが重要となります。一回で理解できたならさっさと先に行けば良いですし、何回やっても分からないなら20回でも30回でも繰り返して頭に叩き込むのです。

つまり、参考書の全ての問題を反復する必要はないのです。間違えたもの、自信に乏しいものは☓や△という印を問題にメモしておき、その部分だけを繰り返し復習すればよいのです。

場所や順番で正答したものも☓

不正解なものは当然☓ですが、選択肢の順番や勘で当ててしまったものも迷わず☓にすべきです。実力で正答したものではないので、次に類似の問題が出ても不正解となるでしょう。後で復習できるように、はっきりと☓としましょう。

少し迷ったものは△

少し迷って正答した場合、それは知識としては頭に入っているといえるでしょう。しかし、実際の英会話の場面を想定したら、一々そんな思い出し方をしていたらとても間に合いません。反射的に応えられるようになるまでは△にしておき、必ずあとで復習できるようにしましょう。

理由が完全に理解できたら初めて○

このような厳しいフィルタにかけてもなお、はっきりとその根拠がわかった上で正答できた時に、初めてその問題を○にするのです。

キツイ勉強法ではありますが、これを実践すれば必ず力になります。

私の学習事例

上記ポリシーに従って、私が具体的にどのように学習を進めたかご紹介します。

ざっくりいえば、自分の苦手な問題だけを凝縮した専用問題集ノートを作成し、それを肌身離さず持って、時間が有る時に何度も復習しました。

  1. とにもかくにも、問題集を最後まで全問解き、○△☓をつける(汚すのが嫌な人は、付箋の色で区別するなどして工夫する)。
  2. △☓の問題が表示されたページをコピー(スキャン)して印刷し、ノートに貼ります。必要に応じて解説ページや、個人的なメモもここに集約させます。これで、究極の自分専用問題集ができます。
  3. もし他の問題集や、模擬試験等の問題で間違えたものがあれば、随時この問題集ノートに追加していきます。
  4. 復習の時、間違えた回数が分かるように正の字でカウントします。

あとはひたすらこれを勉強すればいいのです。手間は大きいですが、メリットも絶大です。

  • 解くべき問題の数がある程度絞られているので心理的負担が軽減する上、効率的に学習できる・
  • 試験直前は正の字カウントが大きいものから優先的に復讐すれば良いので、短時間で集中対策ができる。
  • 様々な問題集で間違えたものが凝縮されているので、苦手分野が見えてくる。
  • ノートなので持ち運びにも適している。

確かに、最初は大変です。でも一度作ってしまえばもう最強のパートナーとなるでしょう。くれぐれも、なくさないようにしましょうね笑。

自分のレベルに合った文法本を探すことも大切

オマケです。

先にご紹介した書籍は、私が色々なものを試して特に本質を付いているなと感じた書籍です。

これらの書籍はもちろんオススメしますが、皆さんがご自身の肌にあった書籍があるなら、それにこしたことは無いと思います。

そういう本を見つけたいなら、Amazonのレビューや英語学習者のブログをとにかく読んで、自分に合っていそうな教材を調査しましょう。大切なのは、楽してデキる、系の過大宣伝系の書籍は避けることです。これだけで、胡散臭い教材はバッサバッサ削られるはずです。

また高評価であったとしても、通り一遍等の褒め言葉でレビュー数ばかりが多い書籍はステマの可能性が高いので、注意して下さい。

たくさん見ていると浮かび上がってくるのですが、一つの基準を示します。

「大変だったけどたしかに力になった。」


という類のレビュー、本当にこの人は頑張って勉強したんだなと言うレビューアーの精神が伝わってくるようなコメントがある書籍は、本物です。

おわりに

今回は、英文法を習得する上で効果の高い書籍と、具体的な学習方法についてご紹介しました。

私はこの方法で勉強し、TOEICもTOEFLの文法セクションの正答率が安定して全問正解 or 一問不正解となるレベルまで上達することが出来ました。

大抵の英文もスッと頭に入るようになりますし、会話をするときにも文法の基礎が役に立つ場面は多々あります。

決してテストの対策のためだけではなく、将来自分が英語を話す場面を想定しながら、しっかりと文法を学習することをオススメします。

次回は、トレーニング項目その2である、語彙についてご説明いたします ^^

次回

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